たとえば、ほんの3年前には、あんなに魅力的に見えたミクシィも、いまでは、なんだか雰囲気が変わってしまった。いや、ミクシィというシステム自体が汚れたのではない。集まる人数が増えれば、広場には、ほこりっぽい空気が流れるということだ。口うるさい常連がとぐろを巻いている場末のスナックみたいな具合に。あるいは、市場規模がある臨界点を超えると、そこには、良からぬ狙いを持った人々が群がってきて、結果、ストリートは荒れる。そういうものなのだ。客よりも客引きの方が多い観光地では、袖を引っ張るオヤジから逃れるために、駅前を小走りで駆け抜けなければならない。楽しむためにやってきたはずなのに、だ。
伝書鳩がつぶやくのは、誰のメッセージなのだろう:日経ビジネスオンライン